胆嚢ガン2
手術について
胆嚢ガンだということがわかり、7月中旬に大阪の総合病院に行って医者の話を聞いてきた。
手術内容は、前回書いたように、
肝臓半分
胃の半分
膵臓の頭部分
胆嚢と胆管全摘
十二指腸全摘
といったような、色々な内臓をとって胃と腸をくっつけるみたいな手術。
手術できるんですか?と聞くと、
CTで見る限りは手術できる、とのこと。
どういうことかと聞くと、お腹を開けみて、CTに映らない5ミリ以下の病変が肝臓や肺、動脈近くのリンパ節に転移があった場合(その確率はたぶん50パーセントある)は手術せずにそのまま閉じます。とのこと。
そしてもし手術できるとしても、命が守られる基準ギリギリの部分まで切除することになる。
症例が少なく切除範囲が広いため、手術できたとしても再建に2ヶ月はかかり、ドレーンは5本、胃の切除があるため腸ろうになる。
ベストは歩いて退院だが、寝たきりになることもある。かなり体力も消耗するのでADLは低下して廃用(もともとできていたことができなくなる)になり、口からものを食べることはできなくなるだろう。
ここまでしても、すでにリンパ節に転移見られるため、術後の再発率は80パーセントである。
再発した場合、もう手術は行えない。5年生存率は2パーセントである。
延命が期待できるのは今のところ抗がん剤のみ。なにもしなければあと4ヶ月くらいしか余命はないと思って良い。
こんなに怖い手術なのに、母はやるんだって!
普通さー、家族が延命を望んで、本人は自然死を望むっていうじゃん?うちは逆なのよ。
私たちは尊厳のある死をというか、とにかくしんどいのをとってなるべく穏やかに過ごしてほしいと思っているのに、本人が延命を望んでいるのよ。
どんなに寝たきりになっても、腸ろうになってトイレもなにもできなくなっても、生きていたいらしい。
マジでー?!
ちょっと前まで、私とにかく痛いのだけは絶対嫌!癌になったら絶対手術せーへん!痛みだけとっていくねん!と私が小さい時からずっと言ってたのになー。
お医者さんが言うには、今がんがん体重減ってるし、なにも食べられない状況で、寝てばかりの生活だけど、半年エンシェアっていう栄養剤を飲み続けたらなんとか手術できるとは思うけど、半年待てる状態じゃないって。
トレードオフっていって、メリットデメリットを考えながら投薬していって、最短で8月末には手術かなー
といって、今8月末ですけどね。